【初心者向け】コーヒーの淹れ方とおすすめ機材3選
こんにちは、ノアです。
コーヒーを自宅で淹れることに興味はあるけれど、どう始めたらいいのかわからないという方は多いですよね。
この記事では、コーヒー歴10年の僕が初心者でも自宅で簡単にコーヒーを淹れるための方法と、それに適した機材を3つご紹介します。
この記事の内容を実践すれば、カフェで飲むようなコーヒーを誰でも簡単に作れるようになります。
もくじ
初心者におすすめのコーヒー機材3選【淹れ方も解説します】
初心者に最適なコーヒー機材を3つ選びました。ここではそれぞれの機材を使用したコーヒーの淹れ方を詳しくご紹介します。
コーヒーメーカー
「え、機械使うの?」と思ったかもしれませんが、コーヒーメーカーは個人的には中・上級者にもおすすめしたいくらいの機材です。
コーヒーメーカーは水とコーヒー豆をセットするだけで自動的に
抽出してくれるうえ、毎回安定した味
でコーヒーを淹れてくれるのが特徴です。
コーヒーサーバーのメモリはコーヒーカップが基準になっており、マグカップ1杯は2メモリ分が適量です。
コーヒーを淹れる直前に豆を挽きましょう
でもコーヒーサーバーではちょっとつまらない。
そこでポイントなのが淹れる直前に豆を挽くということです。なのでミル(豆を挽く機材)はセットでおすすめしています。
手挽きのミルはコンパクトで安く、4,000円程度で買うことができます。僕が初めて購入したKalitaさんのKH-5は10年以上現役で働いてくれていますよ。
コーヒーメーカーとミル、2つの機材を組み合わせることで初心者でも簡単に本格コーヒーを淹れることができます。
フレンチプレス
フレンチプレスは操作がシンプル
で特別な技術もいらないため初心者にも扱いやすくおすすめです。
豆に含まれるコーヒーオイルという成分や風味がしっかり抽出され、濃厚でコクのあるコーヒーを淹れられるのが特徴。
使用方法は簡単で、まず粗挽きにしたコーヒー豆をフレンチプレスに入れます。粗さは以下の画像を参考にしてください。
沸騰したお湯を少し冷ましてから豆に注ぐとガスが出て膨らんでくるので、落ち着くまで待ちましょう。
その後お湯をフレンチプレスの上の方まで注いだら、蓋をセットして4分ほど待ちます。最後にプレス部分をゆっくりと
押し下げればコーヒーの完成です。
何種類ものフレンチプレスを使ってきましたが、フレンチプレスはBODUM(ボダム)さん一択ですね。使いやすさとお手入れの面で安心して使うことができますので。
マキネッタ(エスプレッソメーカー)
マキネッタは自宅でも手軽にエスプレッソ風の濃いコーヒーを淹れることができるコーヒー機材です。フレンチプレス同様、扱いが簡単で初心者におすすめです。
- クルクル回してパーツを分ける
- 下部のタンクに水を入る(弁の下あたりまで)
- バスケットに超細挽きにしたコーヒー豆を軽く詰める
- バスケットをタンクにセットする
- 上部のサーバーをクルクル回して固定し火にかける
豆をあまりギューっと詰め込まないのがポイントです。
タンクの水が沸騰すると圧力でお湯がコーヒー豆を通り、上部のサーバーにコーヒーが抽出されます。
水蒸気だけの音になったら完了の合図
「シューっ」という水蒸気の音がしたら抽出完了です。聞き分けが難しいので僕はよく火傷に注意しつつ覗いて確認していました。
マキネッタで作るコーヒーはエスプレッソに近い風味があるので、お湯で薄めてアメリカーノ
にするも良し、ミルクと合わせてカフェラテやカプチーノ
を作るのにも最適です。
僕は家でラテを作るようになってからはお店でラテを買わなくなりました!
好みの濃さで淹れられるのもマキネッタを使うからこそ楽しめることです。
注意:洗うとき洗剤は使わないでください
マキネッタは水かお湯で洗うようにしてください。コーヒーの香りや油を残すことでより美味しいコーヒーを淹れられるように設計されています。
コーヒーの淹れ方初心者ガイド
ここでは初心者でも簡単に実践できるコーヒーの淹れ方を詳しく解説します。
コーヒーメーカーやマキネッタなど、どの淹れ方にも共通した内容となりますので汎用性のある初心者ガイドとして参考にしてください。
コーヒー豆を計量する
1杯分のコーヒーに必要な豆の量は約10グラム程度、とよく言われますが、この「1杯分」はコーヒーカップ1杯分です。マグカップなら2倍
と考えてください。
計量器を使わなくてもコーヒー豆専用の計量スプーンを使えば簡単に量を計ることができるので1つ持っておくと良いですよ。
よくコーヒー機材に付属していることがあるので、そちらを使っていただいても大丈夫です。
豆を挽く
豆を挽く際は、使用するコーヒー機材に合わせて挽き具合を調整します。以下を参考にしてみてください。
- コーヒーメーカー:中挽き
- フレンチプレス:粗挽き
- マキネッタ:細挽き
いちいち調整するのが面倒であれば、少し細寄りの中挽きにセットしておけば大丈夫です。
ちなみに簡単に挽き具合の調整ができて、超スピードで豆を挽いてくれる電動ミル
というものもあります。
電動ミルはコーヒーライフのQOLを爆上げしてくれますので、少し高価ですがコーヒーマニアを目指している方にはおすすめです。
お湯の準備
お湯は80〜90度
が理想ですが、神経質にならなくても大丈夫です。
沸騰したてのお湯だと雑味が出てしまうので、沸騰してから1分ほど待つ、というポイントだけ押さえておきましょう。
指定した温度に沸かすことができるケトルを使うと簡単に温度調節できて超便利なのでおすすめです。
マキネッタは水でも沸騰したお湯でも大丈夫です
80〜90度のお湯が適しているのはドリップやフレンチプレスの場合で、マキネッタでコーヒーを淹れる時はお水でも沸騰したてのお湯でも大丈夫です。
抽出までのスピードはむしろお湯の方が早いですよ。
コーヒーの抽出
コーヒー機材に挽いた豆をセットし、お湯をゆっくりと注ぎます。
まず少量のお湯を注いで蒸らしますが、20秒ほど待ってコーヒーから炭酸ガスを出してあげます。ブルーム現象と言ってぷっくら膨らんでくるので、ガスが落ち着いたら残りのお湯を少しずつ注ぎます。
ゆっくりお湯を注ぐのがポイント。
以上のステップを守れば、初心者でも簡単に美味しいコーヒーを淹れることができます
コーヒー初心者のよくある質問
初心者によくあるコーヒーの淹れ方に関する疑問を解決します。僕自身も悩んだ内容を詳しく解説していきます。
豆は何グラム必要?:20グラム程度
コーヒーを淹れる際に必要な豆の量は、マグカップ1杯分のコーヒーに約20グラム
のコーヒー豆が適しています。
豆の計量はコーヒーメジャーを使いましょう。メジャー1杯が1メモリ分(10グラム)になっています。
僕はカッコいいという理由で銅製のコーヒーメジャーを使っていますが、プラスチック製のものでも問題ありません。
コーヒー豆の選び方は?:美味しいと感じた豆を買おう
コーヒー豆の選び方は初心者にとって最大の悩みどころですよね。「え?」と思われるかも知れませんが、基本的にはご自身が美味しいと感じた豆を選んでください。
豆選びに正解はありません
確かに豆の産地によって味の違いはあります。
でも最初は純粋に美味しいと感じたコーヒーを味わって欲しいので、心の赴くままに「美味しいな〜」と感じたものを存分に楽しみましょう。
まずはスーパーマーケットやカルディで販売されている豆をいくつか試してみるのがおすすめ。
焙煎度の違いを楽しんでみよう
カルディではPOPで味のバランスがわかりやすく記されているので、それを参考に購入してみるのがおすすめ。以下はその一例です。
- 酸っぱいのは好きじゃないな:マイルドカルディ
- キリッとスッキリしたアイスコーヒーが飲みたい:ダークブレンド(アイスブレンド)
- 酸味と苦味両方を味わってみたいな:スペシャルブレンド
生産地ごとにコーヒーの味が違います
コーヒー豆の産地はコーヒーの味に影響します。詳しい話をするとキリがないのですが、ざっくりと味の違いを考えながら飲み比べをするのはおすすめです。
- ブラジル:苦味と酸味のバランスが良い
- コロンビア:甘さとフルーティさが特徴
- キリマンジャロ:酸味とコクが強い
- グアテマラ:フルーティな果物感
- マンデリン:苦味と上品なコクがある
- エチオピア:フルーティさと柔らかい酸味
焙煎から数日後が美味しい
コーヒー豆は焙煎から数日経ってから飲むのが美味しいです。理由は、焙煎直後の豆からは炭酸ガスが多く出て味が安定しにくいからです。
できるだけ焙煎日が記載されている豆を選び、1週間〜3週間
の間にできるだけ使い切るようにしましょう。
コーヒー豆の保存方法は?:冷凍庫が最適
コーヒー豆の風味を長持ちさせるためには以下の3つの条件を守ると良いです。
- 暗い場所
- 温度、湿度が一定の場所
- 空気に触れない場所
この条件を満たす最適な保管場所は冷凍庫
です。
僕の尊敬するコーヒージャーナリスト岩崎泰三さんも、冷凍庫が焙煎直後の状態に最も近く保存できるとコメントされています。
冷凍庫に空きがない場合は密閉容器を使う
冷凍庫のスペースを確保するのが難しいご家庭も多いですよね。その場合はコーヒーキャニスター
で保存するのがおすすめです。
できるだけ光を遮り、密閉できる容器を選びましょう。
フィルターの種類は?:ペーパーがまずはおすすめ
コーヒーのフィルターにはいくつか種類がありますが、初心者にはペーパーフィルターをおすすめします。
理由は扱いが最も簡単で、抽出したコーヒーの味も安定するためです。
布のフィルターを使ったネルドリップのほか、最近では金属のフィルターやセラミックのフィルターなんかもあります。
慣れてきたらそれぞれの味の違いを楽しむのもおすすめです。
まとめ
この記事では、コーヒー初心者に向けて簡単で美味しいコーヒーの淹れ方と適切な機材について解説しました。
- 初心者におすすめのコーヒー機材3選
コーヒーメーカー
フレンチプレス
マキネッタ(エスプレッソメーカー) - コーヒーの淹れ方初心者ガイド
コーヒー豆の計量と挽き方
お湯の準備と適温
コーヒーの抽出手順 - コーヒー初心者のよくある質問
豆は何グラム必要?:20グラム程度
コーヒー豆の選び方は?:美味しいと感じた豆を買おう
コーヒー豆の保管方法は?:冷凍庫が最適
フィルターの種類は?:ペーパーがまずはおすすめ
この記事を参考に基本的なコーヒーの淹れ方を学び、自宅でのコーヒーライフを充実させてください。
Have a good coffee time ☕︎