【ラテの作り方】3ステップでお店の味を簡単に再現する方法
こんにちは、ノアです。
- ラテって自宅じゃ作れないのかな?
- 機材って何万円もするんでしょ?
- 特別なスキルがないとラテは淹れられない?
こんな悩みから、美味しいラテをお家で作ることを諦めていませんか?
この記事では誰でも簡単にお店のラテを再現できる3ステップを丁寧に解説します。
自宅で手軽にプロの味を楽しむことができるようになるので、お家でラテを作りたい人は必読です。
それでは解説します。
動画での解説はこちら
もくじ
カフェラテとカフェオレの違い【結論:エスプレッソを使うかどうか】
カフェラテとカフェオレは似ていますが、それぞれ違う飲み物です。ここではその違いについて解説します。
カフェラテとは【エスプレッソ+牛乳】
カフェラテは、エスプレッソとミルク
を組み合わせた飲み物で、イタリア語で「ミルク入りコーヒー」という意味です。
カフェラテはコーヒーとミルクを1:4の割合で入れて作りますが、自宅ではあまり神経質にならずミルクをたっぷり入れる、という感覚で気楽に作りましょう。
アイスラテオ「お店で人気のラテアートも、このカフェラテの表面に描かれるんだ!」
カフェオレとは【コーヒー+牛乳】
カフェオレはフランス発祥の飲み物で、ドリップコーヒーとミルク
を組み合わせた飲み物です。
カフェラテと違ってコーヒーとミルクの比率は1:1。
エスプレッソではなく通常のコーヒーを使用するため、カフェラテよりマイルドで優しい風味が特徴です。
カフェラテ同様にミルクの量を調整することで、自分好みの濃さに仕上げることができます。
ラテ作りに必要な機材と豆選び
ラテを美味しく作るためには、適切な機材とコーヒー豆が必要です。ここでは自宅で気軽に淹れられるようお手軽な機材にフォーカスして紹介します。
ラテ作りに必要な基本の機材
まずはエスプレッソを作るための機材としてマキネッタ
を使います。
エスプレッソマシーンでももちろん良いのですが、予算面、使いやすさ、メンテナンスのしやすさから初心者にはこちらをおすすめしています。
次にミルクを泡立てます。
もちろんミルクフォーマーを使っても良いのですが、フレンチプレス
の「じゃない使い方」でミルクをふわふわにすることができます。
この方がコスパが良くておすすめ。
豆は粉の状態で買っても良いですが、豆のままで購入する場合は粉にするためのミルも必要です。
ミルを購入するなら以下のKalitaさんをおすすめしています。
僕は10年以上Kalitaさんのミルを愛用しています。可愛いのでインテリアとしても活躍してくれる一品。
ちなみにハンディな小型電動ミルは豆を均等に挽くのが難しいので、個人的にあまりおすすめしていません。
必要な機材をまとめる以下の通り:
ラテを美味しく作るための豆選び
どの豆を選ぶかでラテの味は変わります。
結論を先に言うと以下の豆がおすすめ:
- 焙煎度合い:中深煎り〜深煎り
- 産地:どこでもOK
- 豆の鮮度:焙煎から7日〜1ヶ月以内
- 粉の粗さ:細挽き
エスプレッソ用の豆には深煎り
の豆が適しています。
中深煎りでも良いですが、深煎り方がより濃厚でリッチな風味を持ち、ミルクとの相性が抜群です。
産地についてはどこでも大丈夫ですが、僕は個人的にブラジルやマンデリンを好んで使用します。ブレンドといってお店が色んな産地の豆を混ぜてくれている豆を選ぶのもおすすめですよ。
また豆の鮮度、つまり焙煎からの日数については基本的に7日
ほど置き、購入後は1ヶ月以内に使い切るのが理想です。
コーノさん「焙煎直後の豆は炭酸ガスがたくさん出て味が安定しないんだよ」
豆を挽く際は細挽き
にしましょう。お店で挽いてもらう場合は「細挽きで」とお伝えしましょう。
これらのポイントを押さえれば、自宅でもカフェのような美味しいラテを楽しむことができます。
豆選びのまとめ:深煎り|焙煎から7日〜|細挽き
【ラテの作り方】ステップ1:エスプレッソを作る
エスプレッソを簡単に抽出するための基本ステップを紹介します。
マキネッタを使ってエスプレッソを抽出しますが、マキネッタがない場合の代替案もご紹介します。
マキネッタでエスプレッソを作る
以下の手順でエスプレッソを抽出していきます:
- タンクに水を入れる
- バスケットに細挽きの豆を入れる
- 火にかけて抽出されるのを待つ
詳しく説明していきますね。
まずマキネッタ下部のタンクに水を入れます。目安はタンク内のバルブ(安全弁)までで、それを超えないように注意してください。
次に中間のバスケットに細挽きにしたコーヒー豆を入れます。豆は軽く平らにならす程度でOKで、ギュッと強く押し固める必要はありません。
バスケットをタンクにセットし上部のポットを固定したら、後はコンロにかけて待つだけ。
エスプレッソ抽出の終わりは音で判断する
抽出が完了すると「ゴポゴポ」
→「コホコホ」
→「シュー...」
と音の変化が聴こえてきます。
マキネッタの上部ポットには抽出されたエスプレッソが溜まっていますので、抽出が終わったらすぐに火を止めましょう。
マキネッタがない場合
マキネッタがない場合は以下の2つの方法でエスプレッソ風のコーヒーを作りましょう。
- フレンチプレスで濃いめにコーヒーを淹れる
- ドリップで濃いめにコーヒーを淹れる
フレンチプレスで濃いめにコーヒーを淹れる
まずフレンチプレスにコーヒー豆を入れますが、この場合は少し粗めに豆を挽いてください。
お店で購入する場合は「フレンチプレス用で」と伝えればOKです。
豆の量は通常の倍、20グラムを使用します。
あとは通常通りのやり方でコーヒーを作っていきます。
- 90度前後のお湯を豆全体が湿る程度注ぐ
- 30秒ほど蒸らしてからお湯を最後まで注ぐ
- 4分ほど待って、プレスをゆっくり押し下げる
このやり方で、エスプレッソの代わりとなる濃いめのコーヒーを作ることができます。
ドリップで濃いめにコーヒーを淹れる
もう一つの方法は、ドリップコーヒーを濃く淹れることです。
こちらも同様、通常の2倍の量のコーヒー豆
を使用して抽出します。これにより、濃厚でリッチな風味のコーヒーを淹れられます。
コーノさん「点滴みたいにポタポタとドリップすると、より一層濃厚なコーヒーが淹れられるよ!」
これら2つの方法で濃いめに作れば、マキネッタがなくてもエスプレッソ風に近いコーヒーを準備できます。
【ラテの作り方】ステップ2:ミルクを用意する
ここでは自宅で簡単にラテ用ミルクを作るための基本手順を紹介します。先にネタバレすると、フレンチプレス
を使ってふわふわミルクを作ります。
フレンチプレスでミルクを泡立てる
一般的にフレンチプレスはコーヒーを作るために使われますが、実はミルクを泡立てるのにも使える便利なツールです。
手順は以下の通り:
- 手順1. 牛乳をフレンチプレスへ入れる
- 手順2. 電子レンジなどで温める
- 手順3. プレスで泡立てる
手順1. 牛乳をフレンチプレスへ入れる
まず牛乳を適量用意し、フレンチプレスへ入れます。全脂肪乳を使うとリッチでクリーミーな泡になりやすいです。
ミルクの量は一概に「何ミリリットル」と言いづらいですが、目安として200ml
程を用意して、調整するようにしてみてください。
手順2. 電子レンジなどで温める
次にミルクを電子レンジで温めますが、必ず金属の付いたプレス部分を取ってからレンジを使ってくださいね。
万が一フレンチプレス本体がレンジ使用不可の場合は、鍋でミルクを温めてください。
コーノさん「理想的なミルクの温度は60〜65度。この温度が1番ミルクの甘みを引き立たせて、クリーミーな泡になるよ!」
手順3. プレスで泡立てる
最後にプレス部分をセットし、上下に素早く動かします。これによりミルクに空気が含まれて泡立ちます。
この作業を30秒から1分ほど
続けるとミルクがふんわりと泡立ちます。最後に泡を均一にするためにタオルか何かの上でトントンしてあげましょう。
以上の3ステップで簡単にミルクが用意できます。
【ラテの作り方】ステップ3:ラテを仕上げる
エスプレッソとミルクの準備ができたら最後にラテに仕上げます。ラテアートの基本やフレーバーアレンジについても解説します。
エスプレッソとミルクの合わせ方
まずエスプレッソをカップに注ぎますが、ミルクとの割合は4:1
が基本です。なので200mlのミルクに対して50mlエスプレッソを使用します。
- カップにエスプレッソを入れる
- 泡立てたミルクをゆっくり、少しずつ注ぐ
- 最後に泡の部分を表面に乗せる
エスプレッソとミルクが混ざり合うのを意識する
ミルクを注ぐ際のポイントですが、最初はミルクの液体部分だけをカップの中央から注ぎ、エスプレッソとしっかり混ぜ合わせます。
カップが半分ほど埋まったら、注ぐ速度を調整しながらミルクの泡を上に乗せるイメーです。
最後に軽く振るとミルクとエスプレッソが均一に混ざって、綺麗なラテが完成します。
アイスラテオ「マグカップも良いけど、ラテは透明のグラスに注ぐとおしゃれだよ!」
ラテアートの作り方
ラテアートを作るための基本ステップは以下の通りです:
- カップ中央あたりに一定にミルクを注ぐ
- 軽く揺らしながら注ぎエスプレッソと混ぜ合わせる
- 一度ミルクを止め、再度中央あたりを目掛けてミルクを注ぐ
ここで小刻みに揺らしてリーフ
に整形したり、一定量をしっかり流し込んで最後に先端をハート
に整形したりします。
わかりやすく解説されているYouTube動画も掲載します:
リーフとラテアートの基本の動画
ハートのラテアートの作り方動画
コーノさん「ハートは中央に一気に注いで、最後にジャグを引き上げる。
リーフはジグザグに注いで、ジャグを上げつつ先端を整える。」
練習することできれいに描けるようになるので、ぜひ練習してみてください。
フレーバーラテのアレンジ方法
フレーバーラテを作る時はエスプレッソを入れる前にシロップをカップに入れるようにしましょう。
そうするとエスプレッソとシロップが混ざりやすく、風味が均一になります。
フレーバーラテの定番メニュー
バニラ
やキャラメル
、ヘーゼルナッツ
はスタバなどでも使用される定番フレーバーシロップです。
10〜15mlほどカップに加え、エスプレッソとミルクを入れれば簡単に作れますよ。
シロップを使わないフレーバーラテのおすすめメニュー
フレーバーシロップは一般家庭に常備しているものではないので、シロップを使わないフレーバーラテのメニューも紹介します。
- ソイラテ:ミルクを豆乳に替える
- 黒糖ラテ:黒糖を混ぜる
- はちみつラテ:はちみつを混ぜる
- きな粉はちみつラテ:きな粉とはちみつを混ぜる
- カフェモカ:泡立てたミルクの上にチョコレートソースをかける
混ぜる系のものはシロップ同様エスプレッソを入れる前にカップに入れておくと混ざりやすく、完成した時の見栄えも良いです。
仕上げにシナモンパウダー
やカカオパウダー
をふりかけると、より一層香りと味わいが引き立ちますね。
まとめ
この記事では、自宅で簡単に美味しいラテを作るための方法を紹介しました。
- カフェラテとカフェオレの違い
カフェラテ:エスプレッソとミルク
カフェオレ:コーヒーとミルク - ラテ作りに必要な機材
マキネッタ:エスプレッソを作る
フレンチプレス:ミルクを泡立てる
ミル:コーヒー豆を挽く - 豆の選び方
深煎り|焙煎から7日〜|細挽き - ラテの作り方
ステップ1:エスプレッソを淹れる(マキネッタ使用)
ステップ2:ミルクを用意する(フレンチプレス使用)
ステップ3:ラテを仕上げる - ラテアート、フレーバーアレンジについて
ぜひ参考にして、おうちカフェを楽しんでみてくださいね
Have a good coffee time ☕︎