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【ブレンドコーヒーとは?】初心者向け|自宅で楽しむブレンドコーヒーの作り方

コーヒーの基本知識 レシピ 美味しい淹れ方

こんにちは、ノアです。

「コーヒーを楽しみたいけど、豆の選び方がわからない」「毎日同じコーヒーに飽きた」などの悩みを持つ方は多いです。コーヒーでお悩みの方におすすめなのが、ブレンドコーヒーです。本記事では、ブレンドコーヒーのメリットや作り方、自宅での楽しみ方まで詳しく解説します。

記事を読めば、コーヒーをもっと楽しめる方法が見つかり、毎日の一杯が特別になります。ブレンドコーヒーは複数の豆を組み合わせており、独自の味わいが魅力です。適切な配合と抽出方法を知れば、自分好みのオリジナルブレンドを作れます。

紹介するブレンドコーヒーのメリットや作り方を知って、コーヒーライフを充実させましょう。
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ブレンドコーヒーとは、異なる豆を組み合わせて作るコーヒー

ブレンドコーヒーとは、異なる種類のコーヒー豆を組み合わせて作られるコーヒーです。1種類の豆だけでは得られないバランスの良い風味や複雑な味わいが楽しめます。

酸味が強い豆と苦味が深い豆を組み合わせることで、両方の特徴を活かしつつ、バランスの取れたコーヒーを作り出せます。ブレンドコーヒーは異なる豆の個性を引き出し、調和させることで、さまざまな味わいを楽しめるのが大きな魅力です。

ブレンドコーヒーが生み出す豊かな風味の秘密

ブレンドコーヒーが風味豊かな理由は、豆の種類や焙煎度、産地の違いが組み合わさり、深みのある味わいを生むためです。

例:ブラジル × コロンビア

ナッツのようなコクがあるブラジル産と、甘さと酸味があるコロンビア産を組み合わせることで風味が深まります。

焙煎度合いによっても味が変わるため、浅煎りや中煎り、深煎り豆の組み合わせで、味わいに多様性が生まれます。ブレンドコーヒーは、異なる豆の特徴が調和し、単一の豆では味わえない複雑でバランスの取れた風味が楽しめる点が魅力です。

ブレンドコーヒーの特徴

ブレンドコーヒーの特徴を紹介します。

さまざまな味わいが楽しめる

さまざまな味わいを楽しめるように配合されているのがブレンドコーヒーです。複数の産地や品種の豆を組み合わせることで、酸味や苦味、コク、香りの一体感がうまれます。豆の特徴を活かしつつ、欠点をカバーできるのもブレンドコーヒーの魅力です。酸味と苦味の強い豆をブレンドすると、バランスの取れた味わいを作れます。

ロースト度合いの異なる豆を組み合わせることでも、風味の幅は広がります。季節や気分に合わせてカスタマイズしやすいです。飽きずに楽しめるので、毎日のコーヒータイムが充実します。

品質が安定している

ブレンドコーヒーの品質が安定しているのは、複数の豆を組み合わせるからです。酸味が強い豆と苦味がしっかりしている豆を組み合わせることで、どちらかが強すぎず、調和の取れた味が生まれます。

異なる品種や産地のコーヒー豆を組み合わせて作られるため、季節や収穫量の変動に左右されにくいです。年間を通じて味や香りを維持できます。

コストパフォーマンスが高い

ブレンドコーヒーはコストパフォーマンスが高いです。安価な豆をベースに高価な豆を加えることで、コストを抑えながら品質を高められます。季節や在庫状況に応じた調整が可能なため、安定した品質と味が保てます。

単体の豆を買うよりも安価で味の想像がしやすく「大きく失敗はしない」と予想できるところもブレンドコーヒーの強みです。ハンドドリップで淹れたりコーヒーメーカーを使ったりして、コストを抑えながら簡単におうちカフェが楽しめます。

ブレンドコーヒーの基本的な作り方は2つある

ブレンドコーヒーの作り方には、プレミックス製法とアフターミックス製法があります。

プレミックス製法

プレミックス製法は、複数の生豆を合わせたあとに焙煎する方法です。一度で焙煎できるため、大量生産に向いておりコストも抑えられます。コーヒー豆全体の焙煎度が整い、味に統一感が生まれ飲みやすいのが特徴です。スーパーで売られていたり、コーヒーショップで使われていたりします。

ただ、プレミックス製法はそれぞれの豆に合わせた焙煎ではないため、単調な味に感じる可能性もあります。

アフターミックス製法

アフターミックス製法は、焙煎後に豆をブレンドする方法です。豆に合わせて個別に焙煎でき、豆本来の個性を引き出します。一方で作業工程が多く、鮮度管理も豆ごとに違うため大量生産には向いていません。バリスタや個人店で使われたり趣味でコーヒーを楽しむ方に好まれたりします。

ブレンドコーヒーはベースとアクセント豆で作る

ブレンドコーヒーは3〜5種類の豆をブレンドします。豆の種類が多すぎてもまとまりがなくなり、味が安定しません。失敗しない豆の選び方を解説します。

ベースとなる豆の選び方

豆の持つ味わいや香りの特徴を踏まえてベースの豆を選ぶと、好みのコーヒーに仕上がります。ベースとなる豆は、定番の産地で作られていて、味にクセが少なく他の豆と合わせやすいものがおすすめです。よく使われるベースの豆を紹介します。

  • ブラジル
  • コロンビア
  • グアテマラ
  • エチオピア
  • モカ

ベースの豆は全体の60〜70%ほど配合するのが一般的です。高品質で新鮮な豆を使用すると、よりおいしいブレンドコーヒーを作れます。

コーノさん
コーノさん

豆の袋の裏に書かれている原産国の並び順に、ブレンド比率が高くなっているよ!「ブラジル(60%)、コロンビア(30%)、ケニア(10%)」みたいにね。

アクセント豆の選び方

アクセント豆は個性的な風味や香りを持つ豆を選びましょう。よく使われるアクセント豆を紹介します。

  • ケニア
  • インドネシア
  • キリマンジャロ
  • ハワイコナ

挽き方は深煎りで、全体の10〜30%ほどブレンドするのがおすすめです。ベース豆とのバランスを取りつつ、独特の風味を楽しめます。季節感を味わうなら夏はさっぱりとした酸味のある豆、冬はコクのある深煎りの豆を選びましょう。希少価値の高い豆を少量加えるとブレンドの価値が上がります。

しかし、コストの許容範囲は忘れないでください。焙煎後の豆はガスが多く含まれているため、2〜3日ほど寝かせます。ガスが抜けたブレンドコーヒーは、円熟されておりマイルドでおいしいです。
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自宅でブレンドコーヒーを楽しむ方法

自宅でブレンドコーヒーをおいしく淹れるための具体的な方法をお伝えします。自宅の用途に合わせて、コーヒータイムを楽しめるよう参考にしてください。

初心者向け

スーパーで購入できるブレンドコーヒーをドリップすることから始めましょう。1杯ずつ小分けになっているドリップバッグや、挽いた豆とドリッパーを使う淹れ方があり、安価で気軽に試せます。

カフェやコーヒーショップで飲んだブレンドコーヒーを買うのもおすすめです。自分がおいしいと感じた味を自宅で再現できるため失敗しません。

ドリップするときは90℃くらいのお湯を使い、20秒ほど蒸らします。蒸らすと香りを引き出せるので、忘れないようにしましょう。コーヒーカップを温めておくと香りが長続きするため、おすすめです。ハンドドリップが面倒なときは、コーヒーメーカーを活用すると時短になります。
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中級者向け

市販のブレンドに慣れたら、オリジナルブレンドに挑戦しましょう。豆選びのポイントは以下のとおりです。

  • 焙煎度合いを考慮する
  • 季節に合わせて調整する
  • 豆の産地や特徴を活かす

ハンドドリップの技術を磨いてブレンドの味を引き出すのもおすすめです。喫茶店やコーヒーショップで開催される講座に参加しましょう。豆の挽き方や水質、抽出温度を変えてみると、よりこだわったブレンドを楽しめます。

上級者向け

高品質な生豆を自家焙煎しましょう。自家焙煎により、豆の新鮮さと香りを最大限に引き出せます。味わいや奥行きを変えるなら、焙煎度の違う豆を組み合わせてください。深煎りの豆でコクを出したり、中煎りの豆で酸味とバランスを取ったりできます。季節や気分によって配合を調整し、自分好みのブレンドを作りましょう。

サイフォンやエスプレッソマシンなどプロ用の器具を活用すれば、より高度に抽出できます。本格的なブレンドコーヒーを楽しむために、以下のような工夫が効果的です。

  • 産地や品種の特徴を理解する
  • 香りや酸味、コクを調整する
  • 長期熟成豆を使用する
  • 抽出方法を組み合わせる
  • 軟水と硬水を使い分ける

水にこだわるとブレンドコーヒーの味わいは変わります。例えば水以外を同じ条件で抽出し、軟水と硬水の違いを飲み比べてみてください。違った角度で自分の好みがわかって面白いですよ。
» サイフォンコーヒーをおいしく淹れるコツ

ブレンドコーヒーの保存方法

開封した豆の新鮮さをキープするため、ブレンドコーヒーの保存方法を紹介します。

新鮮さを保つためのコツ

必ず密封容器やジッパー付きの保存袋を使い、空気と湿気を遮断してください。保存場所は高温多湿を避け、冷暗所を選ぶと豆の劣化を防ぎ、新鮮さを保てます。小分けにして保存すると、必要な量だけ取り出せるため残りの豆は新鮮です。脱酸素剤の使用も効果的です。強い匂いのするものから離しましょう。

保存期間の目安

コーヒーの保存期間は、豆の状態や保存方法によって異なります。目安は以下のとおりです。

  • 開封前の豆:常温
  • 開封後の豆:密封して冷蔵庫で2〜4週間
  • 開封後に長期保存:密封して冷凍庫で3〜6か月

開封後の豆は早めに使い切るのがおすすめです。新鮮な豆を少量ずつ購入し、早く使い切るとおいしいブレンドコーヒーを楽しめます。

ブレンドコーヒーとシングルオリジン

シングルオリジンコーヒーとは、単一の農園や品種から作られるコーヒーです。生産地が明確で、個性豊かな風味が特徴です。ブレンドコーヒーとシングルオリジンの違いは以下のとおりです。

  • ブレンドコーヒー:複数の豆を使用し、バランスの取れた味わいで安価
  • シングルオリジン:単一の豆を使用し、個性を活かした味わいで高価

普段はブレンド、ご褒美にはシングルオリジンなど幅を広げてコーヒーを楽しみましょう。

おすすめのブレンド配合

おすすめのブレンド配合を紹介するので、自分に合ったブレンドを見つけてください。バランスの良い定番ブレンドとして、モカ50%にコロンビア30%、ブラジル20%の配合があります。モカの香りとコロンビアの酸味、ブラジルのコクがうまく調和した味わいを楽しめます。

華やかな香りを楽しみたい方には、エチオピア60%、グアテマラ40%のブレンドがおすすめです。エチオピアの花のような香りとグアテマラのフルーティーな風味が特徴的です。コクと苦味を求める方には、ブラジル40%、コロンビア30%、インドネシア30%の配合をおすすめします。

ブラジルとインドネシアの深い味わいにコロンビアの爽やかさが加わります。酸味と甘みのバランスを楽しみたい方におすすめは、ケニア50%、コスタリカ30%、エチオピア20%のブレンドです。ケニアの力強い酸味にコスタリカとエチオピアの甘みが調和します。

マイルドな味わいを好む方には、ブラジル70%にインドネシア30%の配合がぴったりです。ブラジルのまろやかさにインドネシアの深みが加わり、飲みやすい味わいになります。フルーティーな風味を楽しみたい方には、コロンビア40%、グアテマラ30%、エチオピア30%のブレンドがおすすめです。

3つの豆それぞれの個性的な風味が楽しめます。オールマイティーなブレンドとして、ブラジル50%、コロンビア25%、インドネシア25%の配合があります。バランスが良く、さまざまな場面で楽しめる味わいです。

おすすめのブレンド配合を参考に、自分好みのコーヒーを見つけましょう。

ブレンドコーヒーに適した焙煎度合いは3つある

焙煎度合いは3種類あり、ブレンドコーヒーの味わいを左右する重要な要素です。3種類の特徴とブレンドする際の選び方を紹介します。

浅煎り(ライトロースト)

コーヒー豆が持つ本来の酸味やフルーティーな風味の強い焙煎度合いです。浅煎りの特徴をまとめました。

  • 豆の表面は明るい色をしている
  • 明るくさわやかな酸味を感じる
  • シングルオリジンコーヒーでよく使われる

浅煎りをブレンドコーヒーに加えると、他の豆とのコントラストが生まれ複雑な風味が楽しめます。甘みやコクの強い豆をベースにすると、風味がさわやかです。しっかりした中煎りや深煎りにプラスすると、酸味と甘味のバランスが良くなり立体的な味になります。

酸味が際立つコーヒーを好む方や、軽い後味を楽しみたい方には浅煎りを活かしたブレンドが最適です。

中煎り(ミディアムロースト)

酸味と苦味のバランスが絶妙な中煎りは、ブレンドコーヒーのベース豆によく使われます。中煎りの特徴は以下のとおりです。

  • 豆の色は中程度の茶色をしている
  • 酸味が残りナッツやチョコレートのような甘みやコクを楽しめる
  • 口当たりがまろやかで万人受けする
  • ベース豆にすると安定したブレンドが作れる
  • 他の焙煎度合いの豆を加える際の中心になる

浅煎りで酸味を、深煎りでコクを加えるとブレンドコーヒーに深みが出ます。バランスを求めるなら浅煎りの酸味をアクセントにし、深煎りで苦味をプラスしましょう。中煎りは豆に応じた調整ができるため、幅広いブレンドに対応できる魅力があります。

深煎り(ダークロースト)

苦味とコクが強調された焙煎度合いです。深煎りの特徴をまとめました。

  • 豆の色は濃い茶色から黒色をしている
  • 表面に油が浮き出ている
  • チョコレートやカラメル、スモーキーな風味がある
  • 重厚でしっかりとした味わいをしている
  • 濃厚でコクのあるコーヒーが好きな方に好まれる

ブレンドコーヒーに使うと味わいに深さが生まれます。コクと苦味が欲しいなら中煎りや浅煎りをベースにし、深煎りを加えましょう。酸味のある浅煎りや中煎りに加えると、重厚感を味わえます。エスプレッソや濃厚なミルクと相性が良く、カフェラテやカプチーノにも最適です。

深煎りにすると豆本来の個性は弱まり、焙煎による特徴が強く出ます。力強さがあるため、バランスの取れたブレンドコーヒーには欠かせません。

ブレンドコーヒーに合うフード

ブレンドコーヒーと同系統のフードを選ぶのがポイントです。お互いの酸味や苦味、甘味を考慮しましょう。焙煎度合いやブレンドコーヒーの風味に合わせたおすすめのフードを紹介します。

浅煎りブレンドコーヒーに合うフード

フルーティな浅煎りには、フルーツ系のスイーツや軽いデザートがぴったりです。レモンケーキやフルーツタルトは後味がさっぱりしていて、浅煎りによく合います。ベリー系のヨーグルトやベリーソースをかけたパンケーキも浅煎りの酸味が引き立ちおすすめです。さわやかなペアリングを味わえます。

中煎りブレンドコーヒーに合うフード

マイルドな味わいの中煎りには、ブラウニーなどチョコレート系のスイーツが相性抜群です。ナッツを使ったクッキーやシナモンロールもクセになります。ナッツやスパイスの風味がコーヒーの香ばしさを引き立て、深みを感じるからです。甘さとコクを楽しみたいなら、キャラメルを使ったデザートをペアリングしてください。

深煎りブレンドコーヒーに合うフード

苦味が強く、スモーキーでコクのある深煎りには濃厚なフードを合わせましょう。ダークチョコレートのビターな風味は相乗効果を生み出します。クリーミーでリッチなチーズケーキは、深煎りのコクを引き立てるペアリングにおすすめです。

グリルしたステーキやチキンなど、塩気のある料理にマッチングすると、深煎りの力強さを一層楽しめます。

ノア
ノア

僕のおすすめは深煎りコーヒー × カレー!お互いの強い主張が良い相乗効果になって絶妙です。

まとめ

ブレンドコーヒーは、複数の豆を組み合わせるとお手頃価格で楽しめます。記事を参考にしてご自身の好きなブレンドを探してください。忙しい毎日のひとときを、幸せな時間にしましょう。