コーヒーとエスプレッソ豆の選び方・飲み方の違いを徹底解説!
- コーヒーとエスプレッソの違いがわからない
- 自宅での本格的なコーヒーの楽しみ方を知りたい
- カフェインの摂取量に気をつけたい
コーヒーの楽しみ方はさまざまですが、コーヒーとエスプレッソの違いを知ると、より奥深い味わいを楽しめます。しかし、両者の違いを正確に理解している方は少ないのが現状です。この記事では、コーヒーとエスプレッソの違いや特徴、楽しみ方について解説します。
記事を読めば、自宅で本格的なコーヒーやエスプレッソを楽しむための知識が身に付きます。自分の好みを見つけ、コーヒーやエスプレッソのある生活を楽しみましょう。
もくじ
コーヒーとエスプレッソの主な違い

コーヒーとエスプレッソの主な違いは、以下のとおりです。
- 抽出方法
- 豆の挽き具合
- 豆の使用量
- 抽出時間
- 味
- カフェイン量
- 見た目
- 歴史・起源
抽出方法
コーヒーは、重力を利用する浸漬法で抽出されます。浸漬法とは、挽いたコーヒー豆に熱湯を注ぎ、60〜90秒かけてゆっくりと成分を抽出する方法です。エスプレッソは90〜96度の熱水を9気圧程度の圧力で、15〜30秒かけて抽出し、濃厚な味わいを生み出します。
豆の挽き具合
コーヒーは、比較的ゆっくりと抽出するため、中細挽きから中挽きが適しています。エスプレッソは高圧で短時間に抽出するので、粉末に近い極細挽きが必要です。豆を適切な挽き具合にすれば、理想的な抽出時間を保ち、豆本来の味わいを引き出せます。
豆の使用量

コーヒーは、1杯当たり約10〜12gの豆を使用します。豆の量を調整すると、好みの濃さに変更可能です。エスプレッソは少量の豆で濃厚な味を抽出するのが特徴で、1ショット当たり約7〜9gで作ります。高圧で短時間に抽出するため、少ない豆でも風味を損ないません。
エスプレッソは豆の量が少ないため、一般的により高品質な豆を使用します。
抽出時間
コーヒーは3〜5分程度の抽出時間を要し、豆の香りや味わいをゆっくりと引き出します。エスプレッソは20〜30秒という短時間で高圧抽出されるため、濃厚で力強い味わいが特徴です。
味
コーヒーは穏やかでバランスの取れた味わいが特徴で、酸味や苦みが際立ち、複雑な香りと味わいを楽しめます。飲みやすく、豆の特徴を感じやすい点も魅力です。エスプレッソは濃厚で力強く、クリーミーな口当たりが特徴です。凝縮された味わいと強い後味を楽しめ、少量でも満足感が得られます。
カフェイン量

コーヒーとエスプレッソのカフェイン量は、以下のとおりです。
コーヒー | 1杯(約240ml)当たり、約95mgのカフェインを含む |
エスプレッソ | 1ショット(約30ml)当たり、約63mgのカフェインを含む |
同量で比較すると、エスプレッソの方がコーヒーよりもカフェイン濃度が高くなるのが一般的です。しかし、1杯当たりで考えると、コーヒーの方がカフェインを多く含む傾向にあります。カフェイン量は、豆の種類や焙煎度、抽出方法によって変動します。
カフェインの摂取を控えたい方には、デカフェコーヒーやデカフェエスプレッソがおすすめです。カフェイン量は通常のコーヒーの1~2%程度です。
見た目
コーヒーは透明感のある褐色の液体で、一般的に大きめのカップを使用します。エスプレッソは濃厚な褐色の液体で、小さな専用カップ(デミタスカップ)が必要です。コーヒーは薄めで量が多く、エスプレッソは濃厚で量が少ないのが特徴です。
エスプレッソの表面には、クレマと呼ばれる薄い泡層があります。クレマは、エスプレッソの風味や香りを閉じ込めるために欠かせません。
歴史・起源
コーヒーの起源は古く、9世紀のエチオピアにさかのぼります。一方、エスプレッソの誕生は比較的新しく、19世紀末のイタリアで生まれました。エスプレッソの歴史は、以下のとおりです。
1901年 | ルイジ・ベッツェラがエスプレッソマシンの特許を取得 |
1905年 | デジデリオ・パボーニが改良型エスプレッソマシンを開発 |
1938年 | アキレ・ガッジャがレバー式エスプレッソマシンを発明 |
1947年 | ガッジャがコンメルチャーレ社を設立し、エスプレッソマシンの商業生産を開始 |
1961年 | ファエマ社が電動ポンプ式エスプレッソマシンを発表し、エスプレッソの製造がさらに進化 |
1970年代以降、エスプレッソはイタリア以外の国々でも徐々に普及し始めました。現在では、世界中でエスプレッソを楽しめます。
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コーヒーとエスプレッソの飲み方の違い

コーヒーとエスプレッソは、飲み方の違いが特徴的です。おすすめの飲み方について解説します。
コーヒーのおすすめの飲み方
コーヒーは、豆の香りと味わい引き出すために、ドリップ式で淹れるのがおすすめです。フレンチプレスを使えば、豆の油分まで抽出し、よりコクのある味わいが楽しめます。暑い季節には、まろやかでさっぱりと飲める水出しコーヒーが合います。ミルクや砂糖を加えれば、好みの味にアレンジも可能です。
飲む際の温度は、60~70℃くらいが最適です。熱すぎず冷めすぎない温度を保つと、コーヒーの風味をより楽しめます。カップを両手で包み込み、立ち上る香りをゆっくりと感じましょう。ひと口ずつ飲むことで、時間とともに広がる味わいの変化を実感できます。
食事と一緒に楽しむと、コーヒーの苦みで料理の味が引き立ちます。時間帯によってコーヒーを選ぶのも、楽しみ方の1つです。朝にはしっかりした味わいのコーヒーを、夜にはカフェインレスのコーヒーなどを選びます。豆の種類や焙煎度を変えながら、自分好みのコーヒーを見つけてください。
» ドリップコーヒーのおいしい淹れ方やアレンジ法
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エスプレッソのおすすめの飲み方
濃厚な味わいと香り高さが特徴のエスプレッソは、ストレートで楽しむのが基本です。小さなデミタスカップを使用し、一気に飲み干すスタイルが特徴です。エスプレッソの表面には、クレマと呼ばれる泡が浮かびます。ショットの温度は60~65℃が理想的で、熱すぎると苦みが強くなるので注意しましょう。
エスプレッソのアレンジは、以下のとおりです。
- コルタド
- アフォガート
- エスプレッソコンパナ
- エスプレッソマキアート
コルタドは少量のミルクを加えたもので、アフォガートはアイスクリームにかけて楽しむエスプレッソです。エスプレッソコンパナは生クリームをのせ、エスプレッソマキアートは少量のフォームミルクを加えています。リストレットやルンゴといった抽出方法の違いによるバリエーションも楽しめます。
食後のディジェスティフとして味わうのもおすすめです。
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コーヒーとエスプレッソ豆の選び方の違い

コーヒーとエスプレッソ豆には、焙煎度合いや豆の種類、味の特徴などの違いがあります。両者の豆の選び方について解説します。
コーヒー豆の選び方
コーヒー豆を選ぶポイントは、以下のとおりです。
- 焙煎度
- 産地や品種
- 鮮度
- 外観
- 価格帯
焙煎度には、浅煎りや中煎り、深煎りがあります。浅煎りは酸味が強く、深煎りは苦みが強くなる傾向にあります。コーヒーの味わいは産地によって大きく異なるため、好みに合う産地や品種を見つけましょう。焙煎日付を確認し、なるべく新鮮な豆を選んで、香りをチェックすると安心です。
大きさが均一で、欠陥が少ない豆を選びます。価格帯も大切なポイントです。専門店やロースターから購入すると、品質の高い豆を手に入れやすく、アドバイスも得られます。オーガニックや認証豆にこだわる方は、表示を確認しましょう。
産地の特徴を楽しみたい場合はシングルオリジンを、複雑で奥行きのある味わいを求める場合はブレンドがおすすめです。ウォッシュドやナチュラルといった処理方法にも注目しましょう。豆の挽き具合は、抽出方法に合わせて選んでください。
エスプレッソ豆の選び方
エスプレッソに適した豆の特徴は、深煎りでオイリーな表面を持つブレンド豆です。焙煎後2週間以内の新鮮な豆を選びましょう。イタリアンローストやフレンチロースト、ロブスタ種を含むブレンドも適しています。豆を選ぶ際は、専門店やロースターから購入するのがおすすめです。豆の均一性も確認してください。
テイスティングを行い、自分好みの味を見つけることも大切です。エスプレッソ用と明記された豆を選びましょう。
» 自分好みを見つける!コーヒーの種類と挽き方・淹れ方の基本
コーヒーとエスプレッソ豆の保存方法の違い

コーヒーとエスプレッソ豆には、適切な保存が欠かせません。両者の保存方法について解説します。
コーヒー豆の保存方法
コーヒー豆を保存する際は、以下のポイントを押さえてください。
- 涼しく乾燥した場所を選ぶ
- 密閉容器を使用する
- 直射日光を避ける
- 粒のまま保存する
- 挽いた豆は1週間以内に使用する
コーヒー豆の劣化の原因となるため、保存の際は空気や湿気、熱や光を避けましょう。専用の保存容器や密閉容器を使用すると、より効果的に鮮度を保てます。保存容器は清潔に保ち、適量を小分けにして保存しましょう。購入日や焙煎日をメモしておき、1〜2週間で使い切るのが理想的です。
冷蔵庫や冷凍庫での保存も可能ですが、出し入れの際の結露に注意してください。
エスプレッソ豆の保存方法
エスプレッソ豆は、密閉容器に入れ冷暗所で保存しましょう。酸素や熱、光や湿気は豆の劣化を早めます。豆は必要な分だけ挽いて使用し、コーヒー豆専用の保存容器や真空パックを使うと効果的です。開封後の鮮度を保つため、小分け保存もおすすめです。エスプレッソ豆は、1~2週間以内に消費しましょう。
湿気により風味を損なう可能性があるため、冷蔵庫や冷凍庫での保存は避けてください。
コーヒーとエスプレッソに関するよくある質問

コーヒーとエスプレッソに関するよくある質問は、以下のとおりです。
- エスプレッソのクレマって何?
- エスプレッソマシンは購入した方が良い?
- コーヒーとエスプレッソはどちらを選べばいい?
同様の悩みがある方は、回答を参考にしてください。
エスプレッソのクレマって何?
エスプレッソのクレマは、エスプレッソの表面に形成される薄い泡状の層です。クレマは、コーヒーの抽出時に生じる油分や二酸化炭素が混ざり合ってできます。淡褐色や金色で、エスプレッソの品質や鮮度を示す指標の1つです。香りを閉じ込め、風味を保持する役割があります。
適切な抽出方法で作られたエスプレッソには、厚みのあるクレマが形成されます。クレマの質は、豆の鮮度や焙煎度合いに影響を受け、エスプレッソの本格的な味わいを引き立てる重要な要素です。
エスプレッソマシンは購入した方が良い?

エスプレッソマシンは、コーヒー愛好家にとって憧れの存在ですが、購入は慎重に検討が必要です。高額な機器であり、頻繁にコーヒーを飲まない方にとっては、投資に見合わない可能性があります。操作や維持管理に手間がかかりますが、自宅で本格的なエスプレッソを楽しみたい方にとって、価値は十分にあります。
キッチンのスペースが限られている場合は、カプセル式やポータブルタイプなどがおすすめです。カフェでの飲用と経済性の比較も重要です。購入前に試飲や体験をしてみましょう。レンタルサービスを利用したり、中古品や安価なモデルから始めたりする方法もあります。
エスプレッソマシンの購入の際は、コストとメリットを十分に検討し、ライフスタイルに合うかどうかの見極めが大切です。
コーヒーとエスプレッソはどちらを選べばいい?
コーヒーとエスプレッソは、個人の好みや生活スタイルによって選び方が異なります。両者の主な特徴は、以下のとおりです。
コーヒー | 日常的に楽しめる飲み物で、ゆっくりと時間をかけて味わう 忙しい朝や仕事の合間のリラックスタイムにおすすめ |
エスプレッソ | 濃厚な味わいを短時間で楽しめるのが特徴 特別な気分を味わいたいときや、素早くカフェインを摂取したいときに向いている |
エスプレッソは少量でも高濃度のカフェインを含むため、カフェインに敏感な方は注意が必要です。経済面では、コーヒーの方が手軽に楽しめます。自宅でエスプレッソを味わうには専用マシンが必要となり、初期投資がかかる点がデメリットです。生活リズムや好みに合わせて、コーヒーとエスプレッソを選びましょう。
まとめ

コーヒーとエスプレッソには、抽出方法や豆の挽き具合、豆の使用量や抽出時間など、さまざまな違いがあります。コーヒーは、ゆっくりと時間をかけて味わいたいときに向いています。エスプレッソは、濃厚な味わいを短時間で楽しめるのが特徴です。
コーヒーとエスプレッソを選ぶ際は、味や香り、カフェイン量や見た目の特徴を理解しましょう。適した飲み方や豆の選び方があり、保存方法にも注意が必要です。エスプレッソマシンの購入は、嗜好や予算を考慮して検討しましょう。
コーヒーとエスプレッソの両方を楽しめると、豊かなコーヒーライフを満喫できます。好みや目的に合ったものを選び、日々の生活を彩りましょう。